所属している楽団が、来年『第10回定期演奏会』を迎えます。
第1回から参加しているので、一つの区切り・・・とでも言えるでしょうか。
そこで、今の自分にとって『楽団』とは何なのか、ちょっと考えてみました。
話は小学生までさかのぼります・・・。
小学校卒業を控えて、友達と『中学に入ったら何部に入ろうか』と話していました。
で、『吹奏楽部』はお金がかかるからやめておこう・・・という話に・・・。
でもなぜか、中学入学後、引き込まれるように吹奏楽部の見学へ・・・。
ひととおり楽器を吹かせてもらってパーカッションを体験しているうち、目の前が真っ暗になって気がつけば保健室で寝ていました。
緊張と酸欠&貧血でぶっ倒れたのでした(笑)
そのまま(なぜか)吹奏楽部へ入部。ほんの少しの希望と顧問の先生の一存で私とクラリネットは出会ったのでした。
あれよあれよという間にコンクールの時期が来て、東北大会へ出場。今までの中で最高のステージだったかな・・・?(1年生だったのでほんの少し参加・・・って感じだったけど、一応ステージにはのれたしね)
1年生の冬にバスクラに出会います。エンドピンがただの棒だったので消しゴムをくっつけたり、色々工夫しました。立った瞬間、ベルが落っこちてきたこともありました(どんだけボロなの!!)。2年生のとき、今も使っている楽器に出会う。母が買ってくれました。(歌とは違いますね。パパからもらった・・・♪ではなくママから買ってもらった・・・♪だもの)
高校に入り、エスクラと出会いました。
これでメジャーなクラリネットは制覇です(笑)
楽器もそうですが、音楽をやっているといろいろな人に出会いました。
好きな人にも、嫌い(苦手)な人にも・・・。
みんなで集まって一つの音楽を作るのだから気持ちを合わせていかなければいけないのに、うまくいかない。自分ばかりが悩んでいるかと思えば、相手も同じように悩んでいた・・・。
音楽を学ぶとともに、人間関係、人生についても学びました。
たいていは失敗してから気付き、学んだ・・・。
高校の現役を引退した頃、母が亡くなりました。
楽器を買ってくれた母、いつも応援してくれた母。
今でも楽器を続けているのは、母と繋がっていたいからなのかもしれません。
大人になっても、かつての仲間と音楽を続けていけるって事はとても幸せなことだと思っています。
しかも、今もなお恩師にご指導いただいている・・・。
なかなかできないことだと日々感謝しています。
だからこそ、そのひと時ひと時を大切にしたいって思います。
ああ、行かなきゃよかったっていう練習にはしたくない。
毎回毎回充実した時間を送るには、私一人ではどうしようもないんだよな。
楽団全体の意識というか、方向というか・・・。
でも、楽団は個人個人の集まりだから、やっぱり始まりは一人一人の意識の問題なのかな・・・。まずは私個人がどう思って練習に参加してるか見直して、考え直して、どうしていきたいのか、どうやっていけばいいのか、整理しなきゃ。
でも、義務感だけで練習に参加したり、理想ばっかり大きくて実力が伴ってなかったり・・・っていうのはあんまりいい方向ではないよなあ・・・。
よし、愚痴ばっか言ってないで個人練習だっ!!(←アパートで楽器を吹くのは迷惑でしょう・・・)